冷静でいる力

コロナウィルスで騒がしい毎日です。
テレビをつければウィルスの脅威でにぎわい、ネットでは正確でタイムリーなニュースに混じって、トイレットペーパーが不足するとか、ペットシーツが不足するとか、迷惑この上ないデマが飛び交ったりしています。

人は不安や恐怖があると、防衛本能が働くものだそうです。
関東大震災の際にも、どこをどうつけばそうなるのかというデマが出回り、それでひどい目にあった方もいるとか。
不安や恐怖の恐慌状態下では、どうも攻撃的になるようです。
これは今の状態にも、通じるものがあるかもしれません。

いつ解決するかわからない混乱を前に、物資の不足を心配したり、感染して社会生活から隔離されたまま帰れなくなるのでは心配したり、感染したことを責められるのではと心配したり。
集団ヒステリー状態のように見えます。

巷にあふれている情報は、玉石混交、本当に正しいものと単なる憶測のもの、希望のバイアスのかかったもの、不安のバイアスのかかったものが混ざってます。
こんな時こそ、正しい情報を見極める冷静さが必要です。
できるだけ客観的な根拠のあるニュースを基に、その後は自分の頭で状況を考えるのですが、そのためには極端で刺激的なニュースは遠ざける冷えた頭が必要なのだと思います。

まずおいしいお茶を淹れて、ひとつ息をして、それからどうすべきか考えるように。
最近、特に意識して努力していることです。