チャンピオンの誇り

7月から支援に入らせていただいた企業のコールセンタ、インバウンド営業のコンクールにて、代表選手ペア2名が見事優勝!!
知らせを受けた時には、エレベータの中だったのですが、

「うわ!
やった!!!」

と声が出てしまいました。
そのくらい、嬉しかった。

予選、決勝と勝ち抜いた選手2名の方の地力と努力の結果に、心からお祝いを申し上げます。
おめでとうございます。
本当に良かった。
こんなに嬉しかったのは、何年ぶりでしょうか。

さて、優勝の歓喜が過ぎた後、次にくるのはチャンピオンの責任です。
「コンクールで勝った」、これで地力は客観的に評価されたことになります。
けれど営業系企業なら、その地力が数字、つまり売上に反映されてはじめて皆の尊敬を集めることになるのではないでしょうか。

ほら、こんな憎まれ口、聞いたことありませんか?

「あいつは試験だけはできるからなあ。
実技(実務)は、まるでだめなくせに。」

「彼女はコンクールにだけは強いのよ。
でも実際の応対は、私の方が上。」

実務が上で、資格やコンクールが下のような言い方で、有資格者やコンクール入賞者にマウントする人々。
そんなことはありません。
実務のできる、できないは、売上数字のように客観的に出るものもありますが、主観的なものが多いのです。

「あいつは頼りになるなあ。」

「あの人は仕事が速いよね。」

こういう感覚的な評価も大事ですが、本人の自己評価と他人の評価が違う時、評価の基準を示すのが難しいものでもあります。
だから上の例で言うと、本人は

「彼女はコンクールにだけ強い。
実務は私の方が上。」

そう思っていても、何をもって上と言えるのか、非常に曖昧です。
でもコンクール優勝となれば、客観的な評価の結果と他人に示せます。
示せますが…。
そう言われるのは、なんとも腹立たしいですね。

話を戻します。
今回優勝した2名の方はもちろん、センター全体にも、チャンピオンへの羨望の視線が向けられます。
売上の数字においても、今まで以上に注視されるのではないでしょうか。
そうであれば、ぜひここはチャンピオンの誇りにかけて、よりよい成績をめざしていただきたいところです。
私が存じ上げているあのセンタの皆様なら、必ずできると信じています。
堂々たるチャンプの誕生を、心よりお祈り申し上げます。