高所作業における安全帯、通称胴綱(どうづな)の仕様が、変わりました。
2022年1月2日以降、旧規格の安全帯は使用不可になるので、高所作業を必要とする現場をもつ会社では、新規格の安全帯の着用研修(訓練)を展開しているようです。
新規格、フルハーネスと呼ばれる安全帯は、太ももや背中を全部支えてくれるパラシュート着用時のようなベルトです。
初めて画像を見た時、
「パラシュートみたい。」
と思いました。
従来のものに比べると、全身をがっちり支えてくれるので、安全性は格段に上がっています。
いますが…、おそらく装着は少し大変でしょう。
しばりがあちこちにあるというのは、安全である反面、手間はかかるもの。
従来型の安全帯に慣れている方々には、すこしばかり抵抗があるのではとお察しします。
けれどこれを着けていれば、落下事故の危険からより遠ざかるそうです。
命とひきかえですから、多少の手間は勘弁していただきたいところです。
それにしても、です。
会社員時代から感じていたことですが、こういう安全帯を着用して作業する方々の、なんと颯爽としてかっこいいことでしょうか。
手慣れた風に、ちゃちゃっと金具をつけて確認して、そして高所作業車や電柱に上ります。
下から見上げて、いつもほれぼれとしていたものでした。
旧規格の腰に巻き付けるタイプのものもかっこよかったのですが、今回のフルハーネスは、まるで宇宙飛行士か航空機(客用ではない)のパイロット、いやいや正直に本音で語りましょう。
ガンダムに出てくるモビルスーツのパイロットのようで、ますますかっこいい。
命を守る安全具に、こんなうわついたことを言って大変申し訳ありませんが、本心です。
日々作業に着用なさる方は、そんなこと考えたこともないでしょうが、はために見ると、あなた方はとてもとても颯爽としてかっこよいのです。
新規格安全帯、より安全に命を守ってくれるフルハーネスを、どうか面倒がらずに着用なさってください。
アムロレイかシャアアズナブルか、ララアスンか。
はためには、きっとそんな風に映っていますから。