googleの検索窓に「好感度」「女性」と入れると、「異性に好かれる好感度の高い女性になるために」とか、「好感度の高い女性の特徴」なんてページがヒットします。
仕事柄、好感度の作り方には興味があって、わりと頻繁にこのワードで検索しています。
「笑顔の素敵な人」、うん、まぁこれは昔から言われていることで、笑顔の作り方を教える人までいるくらい。
「悪口を言わない」、これもまぁ、よく言われることです。
私の前で誰かの悪口を言っている人は、誰かの前で私の悪口を言うのでしょう。
ビジネスの世界で、それは正しい。まったく正しいと思います。
ただね、悪口を言わない人がいつも良いかと言われると、首を傾げてしまいます。
心底が見えないというか、気を許せないというか、緊張してしまいませんか?
ごくごく近しい人との間では、多少の悪口を容認し合えたらいいなと、私は思います。
愚痴まじりの悪口、言いたい日だってあるでしょう。
いつもいつもじゃなければ、かえって人間臭くて、私は好きです。
さて、前振りが少し長くなりました。
この次に扱う「声」が、今日の記事のメインです。
google検索でヒットした記事の1つ、
「好感度の高い女性の特徴8個とそんな女性になってモテるためにやるべきこと7個!」(ジョシコン)
上に書いたことの他、
・ポジティブ思考
・誰にでも公平に
・裏表がない
・努力を惜しまない
・聴き上手
等があがっていました。
なるほど…と、興味深く読んだことです。
ですが、この記事の中に、声のことはありませんでした。
なんだか不思議です。
声、大事だと思うのですが。
こと私に関して言えば、「あ、いいなこの人!」と思う時、その方の声、話し方が好きだったりすることが多いのです。
その1例です。
今日の午後のこと、とあるうら若き女性が、うちの事務所を訪ねてくださいました。
20代の元気溌剌とした女性ですが、ストレート剛速球でぐいぐい押してくるわけではありません。
書類の記入をしている最中のこと、夫の生年月日欄でペンを止めた私に、
「あ、こちらが先ほどお預かりした免許証のコピーです。」
手元にコピーを差し出してくれます。
カンが良い。
記入している間、要所要所で誘導してくれるのですが、それもまたうるさくない。
とても気持ち良く記入できました。
そこで気づいた。
彼女の声が、気持ち良いのだと。
やや低いアルトが少しだけかすれていて、はきはきとしていながら、こちらのペースに合わせたゆったり感もあって、緩急の効いた、本当に落ち着く話し方でした。
声って、話し方って、本当に大事なんだ。
アナウンサーのような癖のない美しいしゃべりじゃなくとも、声優のようなかわいい声じゃなくとも、「好感度抜群!」となるんだと今更ながら感じたことです。