カタカナ言葉を使うならTPOを考えて

 

昨日だったか、9月始業制について東京都知事が語った言葉に、

「来年にしますと、モメンタムをなくす。」

というのがありました。

小池百合子都知事にとって、モメンタムという言葉は彼女自身の語彙として、しごく当然のものなのでしょう。
けれどその言葉を聞いた時、違和感を覚えたのは、おそらく私だけではないだろうと思っていましたところ、やはり。
今日のワイドショーやら、ネットの記事等に、あまり好意的ではない扱われ方で出ていました。

要点は1つ。

「来年にしますと、勢いをなくす。」

これでは、どうしていけないのでしょうかということです。

 

ビジネスの世界でも同じようなことがあります。
よく聞く言葉を例に挙げます。

ミッション(使命)
ハンドリング(操作)
サマリー(要約、まとめ)
アジェンダ(議題)
アサイン(割り当て、任命)
アテンド(世話をする、介添えをする)
リスケ(予定を取り直す)

日本語で話せば、誰にでもわかるものを、あえて英語(しかも単語)にする。
それがある集団においての共通言語となっている場合、そうしなければコミュニケーションがとれませんから、従う必要があるでしょう。
言葉は符牒のようなもので、集団ごとにある程度の特殊性を持つと思うからです。
その集団に属する仲間であれば、共通言語を使わないわけにはいかないことでしょう。

けれども異なる共通言語を使う集団の中では、慎むべきです。
その集団に属する人々の、理解できる言葉で、語られるべきです。
言葉は自分の考えや思いを伝え、相手に理解してもらうために使うものだからです。

時々お目にかかるカタカナ言葉を乱発する人、それも相手や場所を選ばずに。
あまりかっこいいものではないと思うのです。
相手に自分の考えを理解してもらおうと思うより他の、何かしらの感情が透けて見えるような気がするからです。

コロナストレスの解消法

今日4月7日に、緊急事態宣言が発出されました。
東京をはじめとする7都市では、明日0時から外出自粛要請がおよそ1か月続くとのこと。
1か月、1人で閉じ込もるのもストレスですが、家族がいつもべったり鼻を突き合わせるのも、それはそれでストレスです。
そこで今日は、1人の世界にどっぷり浸れるストレス解消法について書くことにします。

 

屋内で過ごす為の手段として、DVDのレンタルやオンラインデマンド動画の契約、ケーブルテレビの契約、それにオンラインゲーム、プレイステーションをはじめとするスタンドアローンのゲーム機やソフトが考えられます。

これらは映像をテレビやスクリーン、タブレット端末やスマートフォンに映して楽しむものです。
テレビやスクリーンに映す場合、家族の邪魔が入る可能性があります。
一緒に楽しめればいいのでしょうが、いつもいつも家族用の優しい顔をしていられません。
一日中一緒にいるとなれば、どうしても家族に影響されてしまいます。
テレビを観るにしても、動画を観るにしても、家族の意向を無視するわけにもいかず、いつも気を使って疲れますよね。

それから上に書いた映像を楽しむものは、すべて他人が作った映像を受け取るだけのものです。
決められた人物の姿、自然の様子、工場や建物の様子、それを見せてくれるので、簡単に楽に楽しめるというのもありますが、同時に自分で想像することをしない。
自分で想像すれば、そこがベッドの中でもトイレの中でも、平安時代、鎌倉、室町、戦国、江戸、どの時代でも、世界のどこにでもすぐに行けます。
与えられるのは文字だけ、映像は自分で想像する世界。
本は、場所も時間も選ばず、どこかの世界に連れていってくれます。
何よりも、読んでいる間は1人になれます。
どんなに周囲が騒いでいても、なんとかして少しでも静かな場所を探して、どこかの世界に思いを飛ばす。
それはとても自由で、楽しい時間です。

できれば紙に印刷されたものの方が手軽ですが、新しい本を買うにはお金がかかります。
今や文庫本でも600円、700円する時代。
そこでネットで文字を読んではいかがでしょうか?
2つのサイトをご紹介いたします。

 

あおぞら文庫

著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館です。
ここなら学生時代に教科書で見たような作家の作品が、無料で読めます。

 

小説家になろう

株式会社ヒナプロジェクトが提供する小説投稿サイト。
アマチュアの投稿作品ですが、ここからプロの作家になることもあります。
面白いフレッシュな作品が読めます。
「あおぞら文庫」より軽く読めるので、名作の硬さが苦手な方には良いかもしれません。

 

一人きりの時間を楽しむための選択肢として、ぜひお試しください。