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テレワーク推奨の昨今、対面でのミーティングは難しい場合もあるでしょう。
けれど対面でしか、伝えにくいこと、伝わりにくいことも確かにあります。
今日はそれを実感したので、対面でのミーティングの在り方について、扱うことにします。
遠隔ミーティングの良いところは、言うまでもなく、場所を問わずに開催できることです。
自宅にいようと、出張先にいようと、本社のミーティングに参加できます。
お得意様との打ち合わせもまた然り。
「今、大阪にいるんですよ。
戻りは明日になりますので、明日午後ではご都合いかがでしょうか。」
こんな文句で、お客様との打ち合わせを約束していたのが、
「わかりました。
今から10分後に、PCのある場所へ行きます。」
となります。
お客様が連絡してくださる時、顕在的潜在的ニーズがたかまっているそのタイミングを逃さず、タイムリーに打ち合わせに入ることができる。
これはとても優れた点だと思います。
けれど、初対面の場合、そうはいかないのではないでしょうか。
相手の顔はおろか、ひととなりのひとかけらも知らず、いきなり画面に現れる画像と電気的な声とを相手に、緊張せずに話せるものでしょうか。
「この人はどんな人?
信頼できる人なの?」
信頼できるか否か、用心深く話を進めることでしょう。
ところが対面で打ち合わせをした場合、相対するその人の表情、しぐさ、言葉の選び方で、ある程度は「信頼できる人」が直感的に判断できるような気がします。
空気と言っても良い雰囲気、それを感じることができるのは、生の、リアルの強み。
言語外のコミュニケーション媒体が、直感を刺激してくれるのです。
今日、ある企業様にお願いして、対面での打ち合わせをさせていただきました。
参加してくださった皆様との間に、言語外の媒体による「一緒に頑張りましょう」の合意ができたような気がします。
一度お目にかかっておけば、Webミーティングの方がタイムリーに問題を解決できる場合もあるでしょう。
お国の方針に否やを言っているわけではありませんが、初対面のご挨拶は、やはり対面の方が良いと思ったことでした。