コロナストレスの解消法

今日4月7日に、緊急事態宣言が発出されました。
東京をはじめとする7都市では、明日0時から外出自粛要請がおよそ1か月続くとのこと。
1か月、1人で閉じ込もるのもストレスですが、家族がいつもべったり鼻を突き合わせるのも、それはそれでストレスです。
そこで今日は、1人の世界にどっぷり浸れるストレス解消法について書くことにします。

 

屋内で過ごす為の手段として、DVDのレンタルやオンラインデマンド動画の契約、ケーブルテレビの契約、それにオンラインゲーム、プレイステーションをはじめとするスタンドアローンのゲーム機やソフトが考えられます。

これらは映像をテレビやスクリーン、タブレット端末やスマートフォンに映して楽しむものです。
テレビやスクリーンに映す場合、家族の邪魔が入る可能性があります。
一緒に楽しめればいいのでしょうが、いつもいつも家族用の優しい顔をしていられません。
一日中一緒にいるとなれば、どうしても家族に影響されてしまいます。
テレビを観るにしても、動画を観るにしても、家族の意向を無視するわけにもいかず、いつも気を使って疲れますよね。

それから上に書いた映像を楽しむものは、すべて他人が作った映像を受け取るだけのものです。
決められた人物の姿、自然の様子、工場や建物の様子、それを見せてくれるので、簡単に楽に楽しめるというのもありますが、同時に自分で想像することをしない。
自分で想像すれば、そこがベッドの中でもトイレの中でも、平安時代、鎌倉、室町、戦国、江戸、どの時代でも、世界のどこにでもすぐに行けます。
与えられるのは文字だけ、映像は自分で想像する世界。
本は、場所も時間も選ばず、どこかの世界に連れていってくれます。
何よりも、読んでいる間は1人になれます。
どんなに周囲が騒いでいても、なんとかして少しでも静かな場所を探して、どこかの世界に思いを飛ばす。
それはとても自由で、楽しい時間です。

できれば紙に印刷されたものの方が手軽ですが、新しい本を買うにはお金がかかります。
今や文庫本でも600円、700円する時代。
そこでネットで文字を読んではいかがでしょうか?
2つのサイトをご紹介いたします。

 

あおぞら文庫

著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館です。
ここなら学生時代に教科書で見たような作家の作品が、無料で読めます。

 

小説家になろう

株式会社ヒナプロジェクトが提供する小説投稿サイト。
アマチュアの投稿作品ですが、ここからプロの作家になることもあります。
面白いフレッシュな作品が読めます。
「あおぞら文庫」より軽く読めるので、名作の硬さが苦手な方には良いかもしれません。

 

一人きりの時間を楽しむための選択肢として、ぜひお試しください。

コロナ騒動、トイレットペーパーの次は食料買いだめ

連日コロナ騒動の話題です。
東京都の小池知事が、今週末(3月28日、29日)の外出自粛要請を出しましたね。
そうなると早速、食料品の買いだめが始まったようです。
買いだめしないでくださいと、都知事もお願いしておいででしたが、良くないのだとは皆知っているんです。
けれど食べられないと困るから、買いだめしてしまう。
今日は、開き直りの大事さについて、扱うことにします。

 

テレビの映像を見て、びっくりです。
食料品を求めて、スーパーマーケットに押し掛ける人々。
東京に限らず、農業を主な業としていない地域に住んでいると、供給や物流がとまれば食料を手に入れることが難しくなります。
不安が不安を呼んで、買いだめに走るのは、自然な心理でしょう。
そういえば、似たような場面を、昔見たことがあります。
1993年の米不足時です。
当時東京に住んでいたのですが、スーパーマーケットはもちろん近所のコンビニでまで、米の袋やパンがなくなったのをよく覚えています。
あの時も今も、不安な心理が起こす行動は、変わらないのですね。

さあ、ここから本題です。
こんな不安の中での開き直りとは、どういうことか。
まず、今あるものを総ざらいしてみること。
計画的に1週間分の買い物をしている方もおありでしょうが、それでもいただきものやストック食品のまるでない家はないと思います。
たとえばパスタやそうめん、インスタントラーメン。
小麦粉、お米。
缶詰、乾物。
コンデンスミルクやスキンミルク。
レトルト食品のパック。
非常袋の中の保存食糧。
けっこうあるものです。
1週間やそこら、食いつなぐことができるくらいは、あるのではないでしょうか。

うちも自宅のストックをさらってみました。
パスタ、そうめん、乾麺(そば、うどん、ラーメン)、薄力粉、強力粉、ホットケーキミックス、麦にお米、以下略。
味が濃くて食べにくいと感じた、ビーフジャーキーの残りもあります。
これとジャガイモで、肉じゃがもどきができるはず。
なければないようにとは、母がよく言っていたことです。
「あるものでなんとかしなさい。
いちいち買い物に行かないの。」
昔、少女の頃には、けち臭いことをと反発したものですが、今となっては感謝しています。
ホントにそのとおりです。

今回の場合、政府筋から私たちに向けて、「正しい情報に基づく冷静な対応を」と呼びかけています。(TBS News)
それでも最近起こったトイレットペーパーの品薄のように、不安による買いだめで一時的にモノが不足することは考えられます。
そしてその不足が、首都圏だけでおさまらないことも。
けれどもし、モノが「ない」としたら、それは世の中全体がそうなのですから、どうしようもないことと、開き直ることも大事だと思います。
戦争や内乱でそうなったわけではないのですから、いつかは落ち着くはず。
不安にあおられて、人ごみの中に出て食料品を買いあさるより、いつかはよくなるさと、開き直ってあるものでなんとかする。
そうすれば本当に必要な人に、物資がまわるでしょう。
未曾有の非常時ですから、いつものとおりの食卓でなくとも仕方ない。
この際、デッドストック化していた食料品を活かすチャンスと考えて、料理検索サイト(例クックパッド)を活用してみてはいかがでしょうか。
開き直れば、気分は楽なものです。
今こそ、冷静に開き直りましょう!

コロナストレス at home

コロナウィルス騒動、まだまだ続きそうな気配ですね。
今日は、外で働く人々を支える、家の中で働く人々のストレスについて考えてみます。

家の中、家族間では、遠慮がない為、考える前に自分の思いをそのまま出してしまいがちです。
そして身近な存在であるがゆえに、「私をわかっていて当たり前」と思いがちなので、自分の考えや思いと違うことを言われると、かちんとくるようです。

例えば、夕食のテーブルで。
子供「え~。今日、あじの開き?
こんなの、夜食べるものじゃないよね。」
夫 「ママ、オムライスでも作ってやれよ。」
妻 「………。ごめんね、買い物行ってなくて。」

子どもは、自分が食べたいものを、ママならわかってくれているはずと思っているので、自分の苦手なものが出てくると、いらっとします。
夫は、外で仕事をしてきて十分ストレスを受けている自分を、妻ならもっといたわるべきと思っているので、家庭内のつまらない出来事(夕食の不満)でわずらわされて、いらっとします。
この二人は、いらっとした怒りを、「自分の思いをわかるべき」と思っているママに対してストレートにぶつけています。
それに対して、このママはできたママなので、「ごめんね」と受け止めてくれています。
本当は謝る必要なんてないのに。
私見ですが、出された夕食に文句があるのなら食べるなと思いますのに。
このできたママが買い物に行っていないとしたら、何か事情があったのかもしれません。
でもこのママは、言い訳するでもなく「ごめんね」と受け止めてくれています。
なんとできたママでしょう。

 

上の事例は、いささかできすぎママかもしれませんが、ほとんどのママ(パパ)が多かれ少なかれ、上のような理不尽な家族のイライラに耐えているはずです。
彼ら彼女らは、知っているからです。
自分の事情を声高にぶつけたところで、家族のわがままな自己主張がおさまるはずはないことを。
余計に面倒なことになることを。
だから「もういいや。」と自分が悪者になるのです。
これを恒常的にやられたら、けっこうなストレスですよね。

それでも今までは、朝になれば家族は外出してくれましたから、少しはほっとすることもできました。
ところがこのコロナウィルス騒動です。
家族が自宅にいる時間が増えれば、彼ら彼女らのストレスも増大します。
家族は相変わらず「ママは自分のことをわかってくれているはず」と思い込み、自分の思いをストレートにぶつけてくるし、食事、洗濯、掃除の手間も、いつもより増えるでしょう。
休校による子供たちのストレスとか、テレワーク推奨による自宅勤務とか、普段外に出ていく人々の変化については、よく取り上げられますが、是非とも考えていただきたいのは、日ごろから家の中の仕事をしてくれる人々の変化についてです。

してくれるのが当然。
わかってくれて当然。

家族ではあっても別人格です。
あらためて、その思い込みを考え直してください。
そうすれば、このたびのウィルス騒動で、自分たちがいかに彼ら彼女らに面倒をかけているか、気づくはずです。
彼ら彼女らに、きつい言葉を放つ前に、

「してくれて、ありがとう。」

をまず言ってください。
その後で、自分の希望を伝えれば、彼ら彼女らを追い詰めることはないでしょう。
上の例で言えば、

「ママ、ごはんありがとう。
明日はお肉がいいな。」

とか。

コロナウィルス騒動に揺れる今、自宅で顔を突き合わせる時間が増える分、家族間のストレスがたまりがちです。
普段外で働いたり、学校へ通ったりしている皆様、ぜひぜひ家の中で働く人たちへの配慮を、お願いいたします。

冷静でいる力

コロナウィルスで騒がしい毎日です。
テレビをつければウィルスの脅威でにぎわい、ネットでは正確でタイムリーなニュースに混じって、トイレットペーパーが不足するとか、ペットシーツが不足するとか、迷惑この上ないデマが飛び交ったりしています。

人は不安や恐怖があると、防衛本能が働くものだそうです。
関東大震災の際にも、どこをどうつけばそうなるのかというデマが出回り、それでひどい目にあった方もいるとか。
不安や恐怖の恐慌状態下では、どうも攻撃的になるようです。
これは今の状態にも、通じるものがあるかもしれません。

いつ解決するかわからない混乱を前に、物資の不足を心配したり、感染して社会生活から隔離されたまま帰れなくなるのでは心配したり、感染したことを責められるのではと心配したり。
集団ヒステリー状態のように見えます。

巷にあふれている情報は、玉石混交、本当に正しいものと単なる憶測のもの、希望のバイアスのかかったもの、不安のバイアスのかかったものが混ざってます。
こんな時こそ、正しい情報を見極める冷静さが必要です。
できるだけ客観的な根拠のあるニュースを基に、その後は自分の頭で状況を考えるのですが、そのためには極端で刺激的なニュースは遠ざける冷えた頭が必要なのだと思います。

まずおいしいお茶を淹れて、ひとつ息をして、それからどうすべきか考えるように。
最近、特に意識して努力していることです。